複数データファイルのメリット・デメリット

Oracle データベースでは、表領域に対して複数データファイル構成とすることが
一般的になってきているが、その比較材料を簡単に整理してみた。



比較項目

データファイル I/O

影響・原因 … パフォーマンス
単一:×(集中する) < 複数:○(分散される)

リストア

影響・原因 … 障害復旧時間、範囲
単一:×(サイズが大きい) < 複数:○(サイズが小さい)

バックアップ

影響・原因 … バックアップ管理
単一:○(少ない) > 複数:×(多い)

メモリ消費( DB_FILES 使用)

影響・原因 … パフォーマンス
単一:○(少ない) > 複数:×(多い)

OS オープンファイル数制限

影響・原因 … OS 制限
単一:○(少ない) > 複数:×(多い)

業務量に左右されるし意見が分かれるところではあるが、
経験上、迷う場合は複数データファイルにしておいたほうが無難。