Oracle Enterprise Manager

Oracle 12c では、EM の機能が大幅に刷新され、名称も変更された。

11g までは Enterprise Manager Database Control(EMDC)だったが、
12c では Enterprise Manager Database Express(EM Express)となった。

XMLDB ベースになった

dbconsole が無くなり、 Oracle Web Server が実装された。
Oracle Web Server は、XML ページで XMLDB と通信する仕組みとなり、
Database Express はこの XMLDB 上のサーブレットでクエリを実行して処理する。

EM Express は、通常 DBCA ウィザード中に併せて作成するが、
DBCA 完了後にプロシージャで作成することも出来る。

XML DB 通信のためポート設定

  • HTTP :DBMS_XDB_CONFIG.getHTTPPort
  • HTTPS:DBMS_XDB_CONFIG.getHTTPsPort
  • ※HTTP と HTTPS の両方を設定する必要は無い。

    ポート番号の確認方法

    SQL> select DBMS_XDB_CONFIG.getHTTPPort(), DBMS_XDB_CONFIG.getHTTPsPort() from dual;
    ※dual は、実体のない仮想表。

    デフォルトポートは、「5500番」。
    ポート範囲は「5501 ~ 5599 番」で、小さい数値から優先して使用される。
    手動で変更するには、標準プロシージャを実行する。
    lsnrctl status コマンドでも使用ポートを確認可能。

    URL(HTTPSの場合)

    https://DBホスト名:5500/em

    アクセスに必要な権限

    ログインユーザは dba 権限を持つ管理スキーマ(sys、system)にて行う。
    その他ユーザに個別で付与する場合

  • em_express_basic 権限
  • EM Express へアクセス可能(読み取りのみ)

  • em_express_all 権限
  • EM Express へアクセス可能(全権限)

    CDB を変更する場合

    セッション単位でコンテナを CDB に切り替え
    SQL> alter session set container=CDB$ROOT;
    SQL> exec DBMS_XDB_CONFIG.setHTTPsPort(ポート番号を入力);

    これにより、xdbconfig.xml ファイル内のポート番号が変更される。

    PDB を変更する場合

    セッション単位でコンテナを TESTPDB に切り替え
    SQL> alter session set container=TESTPDB;
    SQL> exec DBMS_XDB_CONFIG.setHTTPsPort(ポート番号を入力);

    これにより、xdbconfig.xml ファイル内のポート番号が変更される。

    マルチテナント構成に対応

    EM Express は、Oracle12c 新機能の目玉であるマルチテナント構成で登場した
    CDB(コンテナデータベース)、PDB(プラガブルデータベース)だけでなく、
    11g 以前からの、いわゆる従来版 DB (Non-CDB)も引き続き管理可能だ。

    EM Express で出来ること

    主要機能としては、構成、ストレージ、セキュリティ、パフォーマンスに分類される。

    構成

    初期化パラメータ、メモリの管理、データベース機能の使用、データベースのプロパティ

    ストレージ

    表領域、undo管理、redo ロググループ、アーカイブログ、制御ファイルの管理

    セキュリティ

    ユーザー、ロール、プロファイル

    パフォーマンス

    パフォーマンス・ハブ 監視、ADDM、ASH(Diagnostics Pack)
    SQL チューニング・アドバイザ(Tuning Pack)

    ※ 管理画面の中で CDB → PDB、PDB → CDBのように、管理対象を切り替えることも可能。

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