lsnrctlコマンド

リスナー(listener)は、DBWR (データベースライタ)や LGWR (ログライタ)などの
プロセスとは異なり、Oracle インスタンスの起動/停止に左右されない。



SQL*Plusでは実行できない

lsnrctl という専用のユーティリティを使用してリスナーを制御する仕組みになっている。
SQL コマンドではないので、SQL*Plus では実行できない。lsnrctl コマンドを、
OS コマンドと同じように実行する。

リスナーの起動

lsnrctl start リスナー名

リスナーの停止

lsnrctl stop リスナー名

リスナーのステータス

lsnrctl status リスナー名

デフォルトリスナーの場合は、”リスナー名” を指定しなくてもよいが、
デフォルト以外に対して実行する場合は必要。

対話形式

オプション指定しないと、対話形式で実行できるようになる。

% lsnrctl

LSNRCTLへようこそ。詳細は"help"と入力してください。

LSNRCTL> help
次の操作を使用できます。
アスタリスク(*)は修飾子または拡張されたコマンドを示します:

start               stop                status
services            version             reload
save_config         trace               spawn
change_password     quit                exit
set*                show*

→ help と入力すると、コマンド一覧が表示される。
→ exit や quit で終了する。

起動・停止した後は ps コマンドであわせて確認する。

$ ps -ef | grep リスナー名